龍神タクシー事件


龍神タクシー事件

大阪高等裁判所判決 平成3年1月16日

労働判例581号36頁

(1) 本件は、臨時雇として一年間の雇用期間を定めて雇用されていたタクシー運転手に対する雇用契約の更新拒否(雇止め)につき、右運転手が雇用契約上の地位の保全を求めたものであるが、仮処分一審決定が、雇用期間の満了を理由に、右申請を却下したのに対し、二審決定が右申請を認容し、右決定に対する異議事件判決も右二審の決定を維持した。
(2) 本件の場合、申請人は雇用期間を一年とする臨時雇として雇用され、右契約期間の満了時に更新拒否されたものであって、雇用契約の「反覆更新」による雇用の継続という事実はない。仮処分一審決定は右事実のみを前提として、本件申請を却下したものであることは明らかである。それに対し、二審決定および異議事件判決は、本件「臨時雇」の実態に踏み込んで検討したうえで、本件結論に至ったものであり、その認定を前提としてみる限り、判旨は妥当なものということができよう。

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